業務効率改善や生産性向上に寄与する業務システム。しかし、業務システムといっても種類が多岐にわたるため、各業務に合わせて導入する必要があります。導入を検討中の方は、まずどのような種類があるのかを把握し、自社に必要な業務システムを選びましょう。このページでは、業務システムの種類を業務フローごとに分けて解説します。
業務システムは、大きく分けて生産管理・販売管理・会計管理・人事管理の4種類があります。いずれも対応する業務範囲が異なりますが、システムによっては他の部門の業務を含んでいる場合もあるので、導入の際はしっかりチェックしておきましょう。
主に生産現場や製造業で導入されている業務システムが生産管理システムです。製品の製造コストや在庫、生産状況、原材料の手配などのほか、販売や購買に関する業務も含んでいます。生産におけるデータを一括管理できるのが特徴です。
生産管理システムは、製品の納期の把握や遅延の防止、リードタイムの短縮化など、さまざまなメリットをもたらします。また、在庫管理も可能なため、過剰在庫によるコストの増加や、販売機会損失の防止にも役立ちます。製造現場における無駄をなくし、コスト削減とリソースの有効活用に寄与する業務システムです。
販売管理システムは、商品・サービスの販売に関する各種業務を一元管理可能にする業務システムです。代金の請求はもちろん、売掛や買掛の管理、商品の仕入れや取引先への支払いなど、売上や金銭に関わる幅広い業務をシステム化することができます。販売業務・部門の効率化が課題になっているなら、導入を検討する価値があります。
販売管理システムを導入するメリットは、工数の削減と業務の効率化です。特にPOSレジと連動している場合、商品の売上データを入力する手間を省けます。それによる入力ミスを防ぎ、修正に伴う手間や時間を削減できます。
企業の会計や経理に関する業務を効率化できるのが会計管理システムです。財務諸表の作成や帳簿の管理のほか、債務や支払いに関するデータをワンストップで管理することができます。入力された仕訳データを元に、各種伝票・帳票を自動で作成できるシステムもあります。
会計管理システムのメリットは、複雑な会計業務を省力化できることでしょう。データの集計や反映はシステムが自動で行うため、手作業で入力するデータを少なくできます。そのため会計業務にかかる時間を削減し、場合によっては属人化を解消することも可能です。
人事管理システムは、従業員の個人情報や給与などのデータを一元管理できる業務システムです。業種を問わず、人事に関する部門の効率化や省力化に寄与します。人事管理システムは、人事情報や評価だけでなく、人材の配置にも活用できるのが特徴です。また、給与の計算に対応したシステムもあります。
人事管理システムを導入するメリットは、給与計算など複雑な業務の工数を削減できる点です。手作業に比べて業務を省力化し、計算ミスを予防することができます。
従業員の情報を一括管理できるため、人材の育成や配置にも役立ちます。データを元に従業員の強みや適性を把握し、計画を立てることで、従業員の生産性向上も可能となるでしょう。
中小企業は業務上の課題や悩みを抱えています。そして、解決すべき課題の内容は会社によってさまざま。そのため、中小企業が業務システム導入するなら、自社の課題を解消する機能を搭載し、予算に合ったシステムを開発する会社を選びましょう。
技術力をウリにしている会社は多くありますが、依頼するからには細かな業務フローに対する理解はもちろん、ExcelやAccessといった身近なソフトウェアの知識や、実務オペレーションの提案力などもチェックしましょう。
まずは課題や要望を丁寧にヒアリングしてもらうところからがスタートです。

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