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パッケージシステム導入の流れ

パッケージシステムとは、あらかじめ汎用的な機能が備わっているソフトウェアを指し、自社の業務に合わせてカスタマイズしながら導入・運用するケースが多いのが特徴です。手順が多そうに見えて難しく感じるかもしれませんが、一つひとつ段階を踏んで準備をすればスムーズに進めることが可能です。

中小企業が業務システムの開発会社を選ぶポイントは“自社の課題”!

中小企業は業務上の課題や悩みを抱えています。そして、解決すべき課題の内容は業界や会社によってさまざま。そのため、中小企業が業務システムを導入するなら、自社の課題を解消する機能を搭載し、予算に合ったシステムを開発する会社を選びましょう。

パッケージシステム導入の全体の流れ

1.業務の洗い出しと必要な機能の選定

まずは、現在の業務を的確に把握することが重要です。どのような作業工程があり、どの部分に時間や手間がかかっているか、また現場でどのようなツールやフォーマットを使っているかなどをリストアップします。

この作業により、通常業務だけでなく、イレギュラー対応や臨時的な対応が必要な場面も含め、できる限り詳細に整理することで「こんな機能が足りない」「こういう場面を想定していなかった」という事態を防ぎやすくなるでしょう。

続いて、洗い出した業務の中からシステムに任せたい機能を選定し、優先順位をつけます。イレギュラー対応が頻繁に発生する場合は、その内容を細かく把握してシステム化が本当に可能なのか検討することも重要です。事前の業務調査があいまいだと、導入後の運用で「実はこの機能が足りなかった」という問題が表面化しやすくなります。

2.予算の算出と取得

次のステップは、導入にかけられる予算を明確にすることです。パッケージシステムは、基本的なライセンス費用だけでなく、必要に応じたカスタマイズ費用やサポート費用、さらにはサーバーなどのインフラ費用がかかる場合も。導入時だけを見ずに、運用開始後にかかるコストまで考慮して総合的な予算を策定する必要もあります。

企業によっては、「この年度内に導入したいが、予算は限られている」というケースもあるでしょう。そのような場合、機能要件を精査して、「必須機能」「将来的に必要な機能」「優先度の低い機能」のように区分しておくと、予算内で最適な機能セットを導入しやすくなります。

ある程度予算のめどが立ったら、複数のシステムベンダーから見積書を取得し、比較検討を行いましょう。見積もりの内訳や、金額差の理由をしっかり確認することで、導入後のサポート範囲やシステムの構成をより正確に把握できます。

3.システムと委託先の選定

予算に加えて、機能面や導入実績、サポート体制などを含めて比較し、適切なパッケージシステムを選定しましょう。パッケージシステムといっても、ほぼそのまま使えるものから、広範囲にわたるカスタマイズが必要なものまでさまざまです。比較項目としては、以下の点が挙げられます。

カスタマイズに時間がかかったり、想定外の不具合が生じる可能性もあるため、導入から運用までを含めたスケジュール感を持つことが大切です。

また、システムの性能だけではなく、委託先の開発体制やサポート体制も確認しましょう。システム導入はゴールではなく、運用開始後も改修や機能拡張を続ける可能性が高いので、長期的に伴走してくれるパートナーかどうか見極めが必要です。

4.契約と要件定義

導入するパッケージシステムとベンダーが決まったら、契約を締結し、具体的な要件定義に進みます。要件定義とは、「どのような機能を、どのような仕様で動かすのか」を詳細に決めるフェーズです。業務整理や機能リストをベースに、標準機能でまかなえる部分とカスタマイズが必要な部分を区分し、それぞれの仕様や開発規模を詰めていきます。

要件定義の段階で十分に協議しないまま開発を始めてしまうと、後々「思っていた機能と違う」「これも追加してほしい」という要望が出てきて、工期や予算が膨らんでしまう場合も。要件を具体的に固めながら、開発スケジュールやテスト方針、予算の割り振りなども明確にし、要件定義書にまとめましょう。後で仕様を振り返るときにも文書化しておくメリットは大きいです。

5.開発とテスト・運用

要件定義が固まったら、いよいよ開発とテストのフェーズに移行します。カスタマイズが必要な機能については、まず設計段階で要件を満たす具体的な方法を検討し、プログラム化へと進みます。

特に現場の業務フローに沿ったカスタマイズを行う場合、担当者間で認識のずれが起きやすいため、開発途中でも定期的にプロトタイプを確認し、軌道修正することも必要となります。

開発が終了したら、運用テストを実施します。動作するかどうかだけでなく、操作性やエラー時の挙動、予想外の操作をされたときの対応など、多角的にテストを行う必要があります。

導入によって業務フローが変化する場合、現場担当者への説明やトレーニングをしっかり行うことも欠かせません。システムが完成していても、実際に操作するユーザーが使いこなせなければ、導入効果は十分に得られないからです。

テストをクリアして問題がなければ、納品・運用開始となります。これで一通りの導入プロセスは完了となりますが、運用が始まると追加機能がほしくなったり、不具合が見つかったりすることは珍しくありません。

だからこそ、最初の選定段階で確認したサポートやメンテナンス体制が非常に重要となるのです。

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技術力をウリにしている会社は多くありますが、依頼するからには細かな業務フローに対する理解はもちろん、ExcelやAccessといった身近なソフトウェアの知識や、実務オペレーションの提案力などもチェックしましょう。
まずは課題や要望を丁寧にヒアリングしてもらうところからがスタートです。

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