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データマイグレーション(データ移行)とは

データマイグレーションについて、行う目的やデータマイグレーションが重要とされる理由、行う流れなどについて紹介します。

データマイグレーションとは

データマイグレーション(データ移行)は、データをあるシステムから別のシステムへ移すことです。これはシステム移行とデータ活用において必要なプロセスになります。例えば、メインフレームシステムをオープン環境へ移行するといったダウンサイジングする際にデータマイグレーションが発生します。

システム移行においてデータマイグレーションが必要なのは、新しいシステムにおいても適切なデータがなければ機能しないためです。どれほど優れたシステムでも、必要なデータが存在しなければ運用は不可能です。まさに、データはシステムの中核といえるでしょう。

データ活用においては、有益な知見を得るために、分析しやすい形式でデータリポジトリにデータを移行し、解析に活用します。こうしたデータマイグレーションの目的は、企業収益の向上やコスト削減の実現にあります。近年では、DX推進の観点からデータドリブン経営が提唱されていて、データ活用のためのデータマイグレーションが注目されています。

データマイグレーションが重要とされる理由

データが妥当かチェックする

移行元のシステムには、すでに不正確なデータが含まれている可能性があります。そのため、データマイグレーションの前にデータの正確性を確認する作業が重要です。このプロセスを省略すると、移行先のシステムでエラーが頻発するリスクがあります。

具体的には、欠落や矛盾のあるデータが存在していないか、データが重複していないか、移行先で無効になるデータが存在していないかなどが検証ポイントになります。

問題があればクレンジングを実施

マイグレーション前のデータに妥当性の問題が確認された場合は、適切なデータクレンジングを実施します。データクレンジングとは、データベースに含まれる誤った情報、重複データ、入力ミスなどを修正・削除し、データの品質を向上させるプロセスです。

このプロセスを丁寧に行うほど、スムーズに後工程を進めることができます。また、この段階でデータフォーマットや文字コードを変換したり、データをマージしたりするなど加工を加えることも可能です。

万が一のときの対応策を考える

データマイグレーションを行う上で何らかの問題が発生した場合に備え、対策を考えておきましょう。例えば、マイグレーションをいくつかのフェーズに分けて1つのフェーズが完了するごとに結果を確認する、正常にデータが投入されるごとにバックアップを取っておくなどの方法があります。

また、本番のデータマイグレーションでは限られた時間内での実施を求められることが多いため、事前にリハーサルを行い必要な時間を見積もっておくことも有効です。

完了後は結果を検証する

データマイグレーションが完了したら、結果を検証します。まずデータのまとまり単位ごとに確認し、次にシステム全体として正しくデータを移行し終えているかをチェックします。データの合計件数や数値があっているかも、移行元システムのデータと比較して精査します。

差異が確認された場合は、その原因を特定する必要があります。新システム側に起因する問題と、マイグレーションされたデータに起因する問題の両面から検証を行うことが重要です。

データマイグレーションを行う流れ

プロジェクト準備

まずは、全体戦略を確認します。何のためにデータマイグレーションを行うのか、目的をしっかり理解しておきましょう。チームを結成する場合は、メンバ全員で打ち合わせを行い、全体スケジュールやそれぞれの役割分担をチーム内で共有しておきます。

要件定義

どのデータをマイグレーションの対象とするか、どのような方針で移行を進めるかを明確に決定します。全体戦略を念頭に置きながら、移行元システムと移行先システムをともに分析し、データマイグレーションの方針を検討します。実際のマイグレーションボリュームなども事前に把握しておきましょう。

設計

要件定義に基づいて、マイグレーション対象をさらに細分化していきます。移行元システムと移行先システムの間でデータ対応が明確になるレベルまで詳細に掘り下げ、データ間をマッピング。この段階で、データをそのまま送るか、途中で変換や加工を施すのかなども決定します。

構築

データマイグレーションプログラムの開発を行います。あらかじめチーム内で開発標準を確立し、属人性を防ぎましょう。近年では、データ移行ツールを活用してノンプログラムで進めるケースも多いです。ツールを利用することで、仕様変更に伴う工数の増加や属人性のリスクを軽減できます。

テスト

体制が整ったら、テストを実施します。実施回数に明確な制限はなく、、必要に応じて繰り返し行うことが推奨されます。テストを重ねることで、移行精度の向上が期待できます。なお、テストの際は、利用するインフラ環境にも注意が必要です。本番環境と大きくリソースが異なれば、本番の成否を予想しにくくなります。

本番データマイグレーション

いよいよ本番データマイグレーションです。テストで確立した手順通り進めていきますが、不測の事態が発生するケースもあります。そのような場合に備え、定されるリスクに対する対応策を複数準備しておくことが重要です。

検証

マイグレーションプロセスが完了したら、移行結果の検証を行います。移行先システムの画面や帳票などをチェックし、正しいデータが出力されているかを確認しましょう。

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